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2010年1月 1日 (金)

今年もよろしくお願いします

…寒い!!。

最近迎えた正月としては、とっても寒い正月になりました。
一時雪がちらついたそうです。
恒例の「ニューイヤー駅伝」も、追い風と向かい風の正反対のコンディションに晒されて大変だったと思います。

群馬の冬は「雷、空っ風」の言葉に代表されるように、びょうびょうと北風が吹き付けるのですが、不思議なことに空は本当に「スカイ・ブルー」で真っ青。
このギャップが「群馬の冬」なのです。

「赤城颪(あかぎおろし)」と群馬中央付近に吹く北風を言いますが、この「颪」というのは「下に風」と書きます。
その名のとおり、風が「吹き降ろされてくる」ところが、ただの北風とは違います。
宮沢賢治の「風の又三郎」に

「どつどど どどうど どどうど どどう あおいくるみもふきとばせ すつぱいくわりん(花梨)もふきとばせ どつどど どどうど どどうど どどう」

と、ありますが「どどうど どどう」と風が吹くさまは、冬の群馬に来てみれば実感出来るかもしれませんね。


幾人か著名な小説家や、文人を群馬は輩出してきましたが、やはり「萩原朔太郎」の存在を無視して語ることは出来ないでしょう。

-広瀬川-     萩原朔太郎

広瀬川白く流れたり
時さればみな幻想は消えゆかん。
われの生涯(らいふ)を釣らんとして
過去の日川辺に糸をたれしが
ああかの幸福は遠きにすぎさり
ちいさき魚は眼(め)にもとまらず。

この「白く流れたり」という部分の解釈が未だに謎で、幾つか諸説あるようです。
「心象の風景描写」である、という説もありますが、私は最近「実際に白く濁っていたのだ」という説を支持するようになりました。
というのは近頃「原因不明の川面の白濁」で、魚が大量に死んでいるという記事を見たからです。
農薬などの毒物は全く検出されず、恐らくは「酸素濃度」などが急激に変化した結果、魚類が生存出来る限界値を超えてしまったのだと思われます。

朔太郎は詩の題材を「身近なもの」に限定するところがありました。
そういった意味では「幻想的」というよりも

「「現実的」な部分から、非現実を発見する」作家であって、浪漫主義者ではない。

ように私には思えます。
まぁ「現実逃避」と言ってしまえば、身も蓋もないような気がしますが、激しい赤城颪に苛まれる「ナイーブな心」を思えば、それも已む無しなのではないでしょうか?。

広瀬川は前橋市街を流れる、小さな流れです。
「比刀根橋」という、コンクリート製ではあるが優しいアーチを貴重にした橋が掛かっています。
群馬県を源流に持つ坂東太郎…「利根川」ですが、この「利根」というのは「鋭い山々」のことを指します。
ゆえに「刀根」というのも出自は同一なのでしょうが、水量は豊かとは言え、この小さな流れに掛ける橋の名にしては大仰かな?といつも感じます。


今日は本当に群馬らしい冬です。
炬燵の中でこれを書いていますが、ふと、広瀬川沿いの小路を背中を丸めた格好で歩く自分の姿を思い浮かべてみたりしてます。

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コメント

あけましておめでとうございます。(o^-^o)

遅くなりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

>絵部長さん

こちらこそ、よろしくお願い致します。
さっきブログ見に行ってきました。
続編楽しみにしておりますよ。

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