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2011年8月 3日 (水)

蝉と冗句と、夏の日と。

夕方6時近くになって「ミンミンゼミ」が猛烈な勢いで鳴きだした。
ここ数日間というもの、夏らしくない涼しい毎日が続いていたので、蝉も鳴くタイミングを逸していたのだろうか。
土中にいること数年、地上に出ること1週間…蝉も哀れな業を背負ってるなぁ、と、盛んに鳴く声を聞きながら思った。

私は今、地中にいるのか、地上にいるんだろうか?、と、ふと思う。
昨日「るみくすさんは、今何考えてますか?」と、10歳下の女性に聞かれて
「俺は、どうやって土に還るかを考えてるよ」といったら、笑われて、その後怒られました。
「まだこれからじゃないですか!」と。

「これから」っていうことは、つまり私は「地上に出て鳴いてる蝉」ではなく、幼虫のまま、蛹のままなんだろうか?。
これから脱皮するなどして、地上に出て、メスを求めて鳴く蝉となるんだろうか?。
「まあ、それは冗談だけどさ」と彼女に言ったら「ホントにもう、ダメですよ!」と、文字通りの「ダメだし」をされた。


20代から仕事をバリバリこなして、40後半になって気付けば眉に白いものが…などという生き方をしてきた人には、きっと私の気持ちはわかるまい。
ダラダラ流れる時間を生きてきた感もあるけど、それについて今更悔やんだり、落ち込むような時期はもう過ぎた。
自分らしく、やりたいことをやりぬいて、結果的にどう転ぶかはわからないけど…兎に角、自分の人生について「後悔」だけはしないつもりではいる。
「彼女」に言った一言は「フィニッシュをどう決めるか?」ということについてで、今この時に人生をドロップ・ダウンさせるつもりなんて毛頭無いからだ。

「今の職場」は、いうなれば自分の「青春期」の延長と言うか、関わってきた人たちと共に働いているわけなので、それゆえに「集まってくる人たち」にも、不思議な相関性というものがある。
「類は友を呼ぶ」というやつだが、それゆえに以前の職場のように「相手の顔色を伺いながら」仕事をしないで済む、と言うことはありがたいことだ。
もちろん、仕事内容は「サービス業」みたいなものに近いから、利用者さんについての神経は配るけれども、同僚たちや、その友人や知り合いについては、あまり気を使う必要は無い。

それは相手も同様なようで、年上の人からも、年下の人からも、気軽に声をかけていただけることは、本当に幸せなことだと感じる。
…実は、私の苗字は「日本全国規模」からいっても「珍しい部類」のもので、群馬県でもおそらくは「数十世帯」あるかないかだと思う。
それでも「○○さん!」もしくは「名前」で声をかけていただけるというのは、難解な苗字であるに関わらず、と言うことも含め、嬉しいものだ。


自分を蝉に例えるなら、私は今、盛んに鳴いている「真夏の蝉」だと思う。
青春真っ盛りのときに大病し、人並みの生活と遠く離れた歩みをしてはいるものの、そのおかげさまと言うか「青春期」と言えるものが、一般の人よりも随分と長く保ててると感じられることは「幸福」なのだろう。

何かを失って、何かを得る…そうばかり上手くバランスしているばかりが「人生」というわけじゃないけど…少なくとも私は「短い夏を鳴く蝉」に「哀れさ」ばかりを感じないでも済んでいる。
…私はちゃんと、得るものを得た。
だからまた私は、誰かにこう言うんだろう…「どうやって土に還ろうか考えてるよ」と。

…悪い冗談ではあるのだけれど(笑)。

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コメント

なるほど。なーんも間違ってないと思いますけど、
そう言われるでしょね( ^ω^ )
世間ってそうゆうもんです。

>EKBさん

今回はちょっとしんみりムードでしたね。

しっかし、私は夏が苦手なので、早く「愛する亜樹」…もとい「愛する秋」になって欲しい。
それと…最近の夏は「入道雲が出るのに夕立が来ない!」
これは許せんo(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

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