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2012年6月 3日 (日)

風の篝火

「元気甲斐」も、長年食べてみたくてようやく、という感じだったけど、こういった「長年想っているけど、なかなか実現できないもの」というのが幾つかある。
それは食べ物だったり(案外と近いところのものでも、有るんですよね?)レジャーだったりもするけど(一度本格的なカートに乗ってみたい!)一番「たくさんある」のは「旅行がらみ」なんですね。

これからの季節で想い浮かぶ場所があります。
…「長野県辰野町」…ご存知の方はピンと来ると思いますが「蛍祭り」です。

初めて「蛍祭り」の存在を知ったのは、さだまさしさんの「風の篝火」という歌でのエピソードです。
「夢供養」という、彼の初期の頃のアルバムに収録された曲で、今を去ること30年以上前の作品ですが、不思議と色褪せた感じがしません。
…歌詞に使われている「比喩」というものは、注意して使わないと時間に耐え切れなくなります。
バブル期に作られたヒット曲が、今聞くと懐かしさとともに「妙な可笑しさ」を感じられてしまうのは、そこのところが原因です。

「風の篝火」で使われている世界は、主人公の心象の世界です。
「水彩画の蜉蝣(かげろう)」とか」「不思議絵の階段」などという比喩は、主人公が絵に造詣が深いことを仄めかしながら、その「内省性」というものも浮かび上がらせています。
その内気さゆえに、また純粋さゆえに、都会で変わってしまった「元恋人」を受け入れることも出来ず、自分もまた変われない、という、そんな青年の姿を描いています。

「蛍」というものの「儚さ」を、桜の花の散華する様と同じくらいに印象的に感じるのが日本人です。

昔、蛍が珍しくもなんでもない時代には「蛍合戦」というものが見られたそうです。
生殖行動で、オスメス入り混じった蛍が文字通り舞飛ぶ様子…それを「合戦」に例えたのです。
「雪のように降りしきる」というのは例えではなく、実際にさださんが子供の頃にはそうだったのかもしれない。
蛍は飛ぶ力はあまり強くは無い生き物ですから、風に流され左に右に、と、蛍の「塊り」が揺れ動くような…そんな光景を想像してしまいます。

さださんは、実際に辰野町を訪れ、この歌を書き上げました。
そのときの様子は
「さまざまな季節に:著 さだまさし」に「蛍祭り」という題で書かれています。
宜しかったらご一読のほど。


歌とエピソードを知ったときから、私は「いつかは蛍祭りに!」と思い続けてきました。
思い続けているうちにも時間はどんどん経ってしまい、いつのまにかの30余年、です(汗)。
…ですから「もう若くは無いのだから」と、自分に言い聞かせるようにして「締め切り」を作ってしまおう、という「企み」を最近は実行し始めています。
そうでもしないと、出かけないうちに幕が閉まってしまいそうで(笑)…まあ「少しだけ焦りも必要だな」と思っているわけです。

辰野もそうですし、富山の「八尾市」での「風の盆」も見たいですねー。
どちらもスケジュールを考えると、結構大変な旅になるわけですが…そうそう若さをあてにも出来ない年齢となってきましたので、ここらへんで!という想いが強くなっているのです。
他にもいろいろと行きたい場所はあるのだし(笑)。


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コメント

私も「風の篝火」でほたる祭りに憧れ続けた者です。あれから38年、今年ようやく辰野ほたる祭り、行くことができました。例年の倍以上のホタルが飛んだ当たり年でした。30年以上も前に同じ思いを持たれた方がいたのだなと、書き込ませていただきました。(o^-^o)

コメントありがとうございました。

そうですか…さだまさしさんの「風の篝火」は、ご本人が辰野町を訪れた時のことを着想にして作られたようですね。
私は去年、ようやく訪れることがかないました。
今までに見ていた、ふわふわと漂う様ではなく、明るく、激しく光が明滅する様には、自然の神秘というものを感じずにはいられませんでした。
「精一杯に生きる」というのは、そうだこういうものなのだ、と思い知らされるようでした。

手前みそではありますがこちら
http://nichikan.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-026f.html
…でも、蛍祭りのことに触れていますので、宜しければご覧くださいませ。

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